こんばんは!さぼてん(@saboten3_cookphoto)です。
手作り料理が苦手で、好きになれません。
料理の学習経験は家庭科の調理実習授業くらいです。自分ではうまくできてるつもりなので治し方もわかりません。
今回は親子向け料理教室の講師経験がある僕から料理が苦手な人が無意識にやりがちな特徴と苦手克服方法をご紹介します。
なぜか料理がうまくできない。アレンジで失敗する。料理苦手な理由がよくわからない方が料理教室に通わずに克服できる方法をまとめています。
では早速、本記事の内容へ
気付いていないだけ!?
料理が苦手な人の特徴7選&7STEPの克服方法
・料理苦手からプロを目指すための練習法
・料理苦手意識の解消方法
・当てはまったら危険!?料理苦手の特徴
・料理の基本が習得できているか
料理が苦手・料理上手になりたい方へ
料理教室だと1時間×6回分の内容を執筆しています
全文読み:約10分
結論のみ:約1分
料理が苦手な人の7つの特徴
- レシピの材料を守らない
- 分量通りに材料・調味料を量らない
- 臭み消し・下処理を知らない
- 基本強火で調理している
- 味見をしない
- 料理前にレシピ全体の流れを理解できていない
- 食、料理に興味がない
料理は経験を積むほどに上手くなります。
ではなぜ毎日料理しているのに、未だに料理が苦手・なかなか上達しない方がいるのか。
それは、無意識のうちに経験値を受けとらない料理方法を続けているからです。
つまり、”経験を積むための料理“を繰り返すことで、誰でも料理上手になることができます。
レシピの材料を守らない
食べたいと思ったメニュー名を検索したとき、”基本のレシピ”のページにたどり着くことが多いですよね。
例えば、グラタンを作ろう思ったあなたが、たどり着いたレシピサイト例を見てみます。
引用:基本のマカロニグラタンのレシピ/作り方:白ごはん.com (sirogohan.com)
このレシピを見て、料理苦手さんは以下のように考えてしまいます。
「玉ねぎ1/3は切りにくいから1/2個にしよ」
⇒野菜の水分で薄まります
「椎茸1,2枚の為に1P買いたくないから無しで!」
⇒風味や出汁感、後味がなくなります
「バターないから、家にあるマーガリンでいいや」
⇒甘味や香りに違和感が生まれます
「小麦粉・・・とろみ?片栗粉でいいかな」
⇒とろみというよりモチモチした食感になります
以上のように、材料を抜き・置き換え・楽に作るアレンジをしてしまいます。
“基本のレシピ”であるほど、一つ一つの材料・分量にしっかりとした役割があります。無意識に行ってしまう材料抜きや置き換えは、本来ならばプロでも一工夫が必要な技術です。
レシピを変えた分クオリティは当然下がりますが、おいしくなさそな見た目になることは少ないので、初心者は”なぜ料理が美味しくならなかったか”の原因に気付けません。
分量通りに材料・調味料を量らない
同じくマカロニグラタンのレシピを例に説明します。
分量が違えば味が変わります。レシピ通りに作らないことと同様の理由です。
「鶏肉は多くても旨味が出るし増やしちゃお!」
「お腹すいてるしマカロニたっぷり!目分量で増やそ」
⇒何かの分量を増やす分、割合として他の分量が不足します
若干の誤差の範囲はあれど、ほぼ正確です。
誤差修正のために、プロは味見を通して調味料を追加し味の調整をしています。初心者のうちは、味の軌道修正に関する知識が乏しいため、そもそもバランスを崩さないことが大切です。
臭み消し・下処理を知らない
多くの場合、下処理を含めてレシピに書かれています。手順通りに行えば問題はありません。
そこに落とし穴があります。
レシピは、買ってきた新鮮な食材で作る事が前提になっています。
⇒冷凍したお肉・野菜を使う場合は”解凍方法”などの別の技術が必要になります。
初めて作る料理の場合は、まずは新鮮な食材での料理をおすすめします。
また、クックパッド・楽天レシピなどの一般の人が投稿可能なレシピサイトは下処理を記載していないことが多くあるため注意が必要です。
エビ:背ワタを取る
ジャガイモ・サツマイモ・なす・れんこん:水に漬けてアクを抜く
ごぼう:たわしでこすり表面をむく、水に漬けてアクを抜く
オクラ:表面の毛を塩もみで取り除く
きのこ:いしづき部分を取り除く、水洗いはしない
きゅうり:いたずりを行い表面のとげと青臭さを取り除く
など
レシピサイトによっては、料理知識がない方も投稿可能であり、その点に危険性があります。
慣れないうちは、一般投稿可能なレシピサイトは避けて良いと思います。
こちらのサイトは、専門の方の目を通したうえで投稿される動画解説付きレシピが多いため、手順もわかりやすく、工程の抜けが無い優良レシピが多いです。
強火で調理している
とろ火・弱火・中火・強火など、レシピに書かれている火加減。説明できますか?
火加減自体がどの程度のものなのか理解できていない場合があります。
とろ火:ほぼ消える直前のような火加減
弱火:鍋底に火があたらない(あててはいけない)火加減
中火:火が鍋底にあたる程度の火力
強火:中火以上。鍋から火がはみ出す火力はむしろ危険
画像引用:火加減(とろ火、弱火、中火、強火) – プロのレシピならレタスクラブ (lettuceclub.net)
強火が料理時間の短縮にはなりません。
フライパンの温度が上がるだけです。食材の表面をヤケドさせるイメージの焼き色はつきますが、食材の芯に火を通すためには温かい熱が中心部にゆっくり浸透していくための”時間”が必要です。
炙りとは・・・
中身に火を通さないために表面だけを加熱・焼き色を付ける調理。表面だけを焼いて硬くすることで食感のコントラストを生み出すことや、焼いた薫りを楽しむことを目的とした調理方法
焼き色がついておいしそうな見た目なのに中身が生だった!という失敗の理由は火加減です。
強火は食材を焦がす原因です。特にたれや調味料はフライパンに焦げ付きやすいです。
ほとんどの炒め・煮込み料理は終始中火~弱火でOK
焼き料理の場合も、”おいしそうな焼き色”をつける目的でのみ強火~中火。その他中火~弱火でOK
味見をしない
レシピ通りに作った。見た目もレシピ例通り!という場合でも途中・最後の味見は必須です。
- 調味料、分量の間違いに気付くため
- 自分の好みの味に調整するため
塩と砂糖を間違える、小麦粉や片栗粉を間違えてしまうことは稀にあります。
食卓に出てから味の失敗に気付いてしまった時は、ガッカリするし食材も無駄にしてしまいます。
レシピ全体を眺めて、味見ポイントを作ります。
主なタイミングは、①合わせ調味料を加えた後②塩、しょうゆ、みそなどの塩分ある調味料を加えた後です。
途中の味見と別に、お皿に盛り付ける前に最後の味見も推奨します。この時に、好みに合わせた味調整や、すべての食材にしっかりと火が通っているかを確認します(火の通りにくい野菜を試食する)。
人参・かぼちゃ・じゃがいも・玉ねぎなどの厚手の食材が硬い。火が通っていないと感じる場合は、その食材だけ別皿に取り出し、電子レンジで30秒ずつ温めます。食べやすい柔らかさまで火が通ったらフライパンに戻して軽く炒め合わせれば解決できます♪
レシピサイトを見ると
火の通りにくい野菜は小さく切る・先に加熱するなどの工夫をしていることが多いです。
料理前にレシピ全体の流れを理解していない
“写真がおいしそう””食べたいと思ったレシピ名”から参考レシピを選ぶ方が多いですが、そのレシピ。買い物前に、調理の流れに目を通していますか?
- 調理中にミキサーや圧力鍋(調理道具)がないことに気付く
- レシピの次の工程を読んでいる間に料理を焦がす
- 料理中にわからない料理用語があったので無視した
- 思った以上に細かくて複雑な料理に嫌気がさして雑になる
- 鶏ガラ、味の素、コンソメなどの調味料を買い忘れる
- 途中で”一日寝かせる”などの長時間工程に気付く
レシピの流れをイメージして、ちゃんと作れるのか?理解したうえでレシピを選んでください。
慣れないうちは、
料理中にレシピを読むとき、漏れていた工程を補うときは必ず火を消してください。焼きすぎは取り返せませんが、再加熱は容易です。
食、料理に興味がない
好きこそものの上手なれ。
料理に興味がない時点で成長率は△です。
- おいしい料理を食べに行く
- お惣菜と自分の料理を食べ比べしてみる
- 料理動画や映える盛り付け料理写真を見る
料理が嫌いな理由
得意・苦手とは別に、料理が嫌いな方もいます。
- 毎日献立を考えられない
- 扱い方がわかならない食材が多い
- 包丁が苦手
- 作り甲斐を感じない
これらの理由が考えられます。
料理が嫌いな方も、以下のSTEPからチャレンジしてみてください。
それでは、料理下手・料理嫌いの克服法をもまとめて行きます。
料理下手・料理嫌いの克服方法
基本STEP1:ミールキットを試す
料理の効率と基本的な加熱調理工程を学べます
ミールキット商品は、食材購入→ものにより食材カットの工程を省けます。
なかでも、宅配ミールキットであれば、主菜・副菜を同時に作るキットもあり、料理の効率や火加減、基礎的なノウハウを学ぶことができます。
Oisixミールキット
Oisix宅配ミールキットのおためしキャンペーンが、料理の初歩的な練習におすすめです
細かくわかりやすい料理の手順書・ミールキット・おためし食材もついてきます。
約6,000円相当の食材が1980円でお試しできるので、そもそもお得&買い物行かなくていい&料理の勉強ができるの三拍子そろったこのキャンペーン品は非常におすすめです。
僕もおためししてみたので、正直な感想を記事にまとめてみました
同じ宅配先であっても、”名義・電話番号”が異なれば2度目のお試しも可能です。
※おためし注文は、契約注文ではありません。
単発の購入だけなので、継続的に支払いが発生する心配がありません。
基本STEP2:簡便調味料を使って裏面通りに作る
調味料メーカーから発売されている料理のたれ・素などの商品。スーパーマーケットでは調味料コーナーや青果・鮮魚・精肉・日配コーナー素材近くで販売しています。
味で失敗しない!簡便調味料の裏面は材料・手順解説も丁寧です。
基本STEP3:簡便調味料を使ったアレンジレシピを参考にする
味と食材の相性やアレンジ知識を学ぶことができます
回鍋肉チーズタッカルビ丼のレシピ・作り方・献立|レシピ大百科(レシピ・料理)|【味の素パーク】 : 鶏むね肉やキャベツを使った料理 (ajinomoto.co.jp)
購入した簡便調味料の会社ホームページには、その調味料をつかったアレンジレシピを掲載している場合が多いです。
次のステップとして、会社のホームページに掲載されているアレンジレシピを参考に作ってみてください。
同じ調味料でも、組み合わせる食材が変われば味の感じ方が大きく変わるということを体験できます。
基本STEP4:すき焼のたれ・万能調味料・めんつゆ料理を試す
すき焼のたれやめんつゆを使用することで、1つの調味料を通して料理方法の種類を学べます。
上記の調味料類は、1つのたれで様々な料理を作れます。
これまでのSTEPと異なり、1つの調味料を通して煮たり焼いたり揚げたりといった料理方法を学べます。
画像引用:すき焼のたれのレシピ一覧|おいしいレシピ | エバラ食品 (ebarafoods.com)
ここまで料理に慣れれば、基本はバッチリ習得済みと言えます。
あとは、”調味料作り”・”味づくり”ができれば、あなたは立派な料理人です♪
基礎STEP5:レシピサイトの完全コピーから始める
調味料・味づくりを学びつつ、0から作る料理の全体を把握できるようになります。
動画紹介有レシピのメリットは、見様見真似ができること。
こちらのレシピサイトから検索し、材料・レシピを一度目を通したうえで出来そうなら完全コピー料理を実践してみてください。
基本STEP6:同じレシピを月内に3回つくる
料理レパートリーとして定着・レシピを見ずに作れるようになります。
ここまでくれば、レシピサイトは不要ですね♪
これまでの知識を複合することで、アレンジレシピも作れるようになっていると思います。
調味料も目分量・多少のアレンジをしても失敗する確率は極端に減ります。なぜなら、すでにあなたの脳と体で料理の流れを記憶しているため、経験をもとに自己判断ができるようになっているからです♪
STEP7応用編:もっと料理の完成度を上げたい!
youtubeでメニュー名を検索すると、ほとんどのメニューで料理のコツ動画が上がっています。
下処理などの解説動画も多くあります。
例えば・・・
短時間でお店の味に!ふっくら味しみご飯がモリモリすすむ!カレイの煮つけの作り方 – YouTube
STEP7応用編:外食店のような見栄えにこだわりたい!
本ブログて取り上げている盛り付け解説については、カットサラダや市販のレトルトカレーを使った盛り付け方法といった、誰にでもできる魅せ方紹介をしています。
料理は、食べてもらえる相手の反応が良いと楽しく続けられます。
料理が苦手な人の特徴・料理下手克服法のまとめ
- レシピの材料を守らない
⇒完全にレシピ通りに作る! - 分量通りに材料・調味料を量らない
⇒完全にレシピ通りに作る! - 臭み消し・下処理を知らない
⇒参考レシピサイトに気を付ける - 基本強火で調理している
⇒ほぼ弱火~中火でOK - 味見をしない
⇒途中・最後に味見必須! - 料理前にレシピ全体の流れを理解できていない
⇒できない項目や道具必要か確認 - 食、料理に興味がない
⇒美味しい料理をたべる・食べ比べをする・興味がわかない場合は料理担当を変わってあげることも視野
- ミールキットを試す
(料理の基本の流れを体験) - 簡便調味料の裏面通り調理
(食材選び・カットを体験) - 簡便調味料のアレンジレシピ実践
(食材の違いによる味の変化を知る) - すき焼たれ・万能調味料レシピに挑戦
(焼く・煮る・揚げる等料理法を経験) - レシピサイト通りに料理を作る
(調味料・味づくりを学ぶ) - 同じレシピを月内に3回作る
(レパートリーとして定着化) - 応用方法
youtubeで料理知識を深める
このブログで盛り付けを学ぶ
よくある料理苦手のQ&A
Q,包丁が苦手で・・・料理が嫌いです。
A,以下の検索で素敵なレシピに出会えます。
A,おうちにある冷蔵庫野菜+ジャンルを検索してみてください。
Q,冷蔵庫に何もないありません。献立を考えるのが面倒です。
料理の盛り付け・飾り切り・料理テクニックを紹介するブログ!
食器の新調をしてみてください。
出来た料理の写真を撮ってみてください。
人生において切り離せない”食”を楽しめる=人生がちょっと良くなります。悩めるあなたを応援したいと思い、料理教室で教える段階的ノウハウを本記事に記しました。
あなたの周りに料理苦手な方がいる場合
まずは料理してくれることに感謝し、料理を褒めてください。
次に、好みの味を伝える/作ってもらいたいレシピを渡す
改善しない場合は、料理の基本がわからない場合があります。
本記事の克服法STEP1のミールキットから一緒に作ってみてください。
最後に 料理苦手は約2カ月で克服できる
料理・・・家庭科の授業の調理実習以外で学ばない方も多いと思います。
料理教室に通って学べることは、本記事のSTEP1,5,6,7の内容がほとんどです。
料理教室のしめくくりは、およそ以下の言葉です。
“料理は数をこなして身につけていくもの“
“レパートリーは食経験数からくる引き出し“
約50食作れば、いやでも身につき、レパートリーも増えます。
料理好きへの近道は、月2回の料理教室に通うよりも、意識的に日常料理から学ぶこと。
このSTEPを順番に実践することで、食材を無駄にしない料理上手レベルまでは基礎が定着します。手作り料理慣れをすると、食費の節約につながります^^
是非是非、QOLの高い食生活をお楽しみください♪
それでは、さぼてんでした~
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